脂が少なく、特有の食感と旨み、どっしりとした重量感があります。身は硬めなのが特徴。低カロリー、高たんぱくでヘルシーと、女性にも人気。
腹身と背身にあり、大トロ、赤身、血合いをのぞいた部分。ほどよくとろける脂ののりと、赤身の旨みのバランスが良い。寿司や刺身はもちろん、炙りでも美味しく頂けます。クロマグロの中でも人気が高い部位。
クロマグロ1本からわずか数%しか取れない貴重な部位。柔らかい食感と、口に入れた瞬間のとろけるような脂の旨味と甘みが特徴です。クロマグロの部位の中でも最も値段が高く最高級品として扱われます。
当社はとりわけ品質にこだわり、毎日クロマグロに与える餌に工夫を重ね、高品質のクロマグロを提供できるよう努めております。与える餌の鮮度、添加するビタミン剤の調合に工夫し、生簀への収容量(飼育密度)を抑えてクロマグロにとってストレスの少ない環境の中で育てております。我々が育てたクロマグロを是非ご賞味下さい。
本部町におけるクロマグロ養殖は本部漁協と地域の協力の下、1990年(平成2年)に始まりました。
沖縄の海は海水温が高いことから、成長が良いと大いに期待され、その期待通り素晴らしい品質のクロマグロを生産することができるようになりました。本部町で養殖されたクロマグロの品質は全国の魚市場で高い評価を得ております。生産量は徐々に増加して今では毎年400トンのクロマグロがここ本部町から全国の魚市場を通して寿司屋、鮮魚店、百貨店、スーパーマーケット等で販売されています。
今、日本国内では毎年1万トンを超す養殖マグロが生産されています。養殖業者は大小合わせて100経営体を超え、西日本を中心に各地でクロマグロが養殖されています。市場も国内のみならず海外市場へも拡がっていきます。
このようにクロマグロ養殖が日本各地で拡がり大きな産業になることができたのは、当時でのクロマグロ養殖事業の成功があったからと言っても決して過言ではありません。本部町は日本のクロマグロ養殖発祥の地とも言えるかもしれません。
養殖マグロは徹底管理された餌で育てられ、安全、安心なマグロとなっております。
その新鮮なマグロを特殊冷凍技術により急速冷凍を施すことで、新鮮な状態を保持しています。さらに-60℃の冷凍庫で保管することで、水揚げ直後の状態のクロマグロをいつでもお客様に提供することが可能となりました。
本部漁協が導入している特殊冷凍処理は通常の冷凍処理よりも早く凍結する装置を使用しています。また、クロマグロの細胞を壊すことなく凍結するため、ドリップが出にくいので、旨みを損なうことがありません。
「モズク」は古くから全国各地で食用にされてきた海藻の仲間であり、沖縄地方では昔よりモズクを三杯酢で食されていた為、酢のり=「スヌイ」とも呼ばれております。このモズク類は多くの種類があり、その中で主に食用とされているのは6種類で国内で産業的規模の養殖は沖縄だけが成功した地域であります。
養殖されている種類としては「オキナワモズク」(通称:フトモズク)と「モズク」(通称:イトモズク又はホソモズク)の2種類があります。
その中のほとんどが「オキナワモズク」で形態は粘着に富み、太さ1.5~3.5mmの褐色から黒褐色の枝が不規則に分岐した琉球列島特産種で全国一の生産量を誇っております。
古くより食されておりました「モズク」を昭和50年から養殖手法の実証試験を行い、恩納村漁業研究グループと水産業改良普及所の共同研究により、初めて養殖モズクが昭和52年に水揚げされました。
その後、いろいろな改良・試験を繰り返し、現在の養殖技術が確立されました。
沖縄県内では多くの漁協でモズク養殖が行われており、沖縄産モズクの全国シェアは90%以上と言われています。
本部漁協で生産されるモズクは、良質なモズクから種を採取・保存し、これらの種を培養し養殖を行う人工培養種(バイオ種)が主となります。
選抜種をフラスコ内にて培養する
これまで採種されたモズク種の中から育苗する種を選抜し、寒天培養を行いモズク種を増やす。種の状態を観察しながら滅菌海水をこまめに入れ替え、育苗する。
網板に種を付ける
ある程度モズクが伸びたら(5cm程度)採苗シートをタンクに投入して網に種付けをする。
海に網を張る(苗床)
種付けした網5枚~10枚を1セットにして苗床と呼ばれる場所に網を設置する。
苗床から本張りへ移行する
苗床で約1センチから2センチ程度まで芽出しした後に1枚づつ本張りする。
大きくなったモズクを収穫する
冬の間育成したモズクはポンプで吸い取って収穫し、船上ではポンプで吸い上げたモズクの選別作業が行われます。収穫されたモズクはその日のうちに漁協に運ばれ、漁協内モズク工場にてさらに異物の除去等を行い、出荷されます。
収穫の様子
船上での選別作業
収穫されたモズク